【鹿教湯温泉河鹿荘】楽しんだもの勝ち♪お得な宿泊費の自炊棟では旅行気分の湯治ができます
国民保養温泉地(環境庁指定)のひとつであり、
江戸時代から湯治場として栄えてきた「鹿教湯温泉」の
河鹿荘の自炊棟に泊まってきました。
【基本情報】
鹿教湯温泉 河鹿荘
〒386-0323 長野県上田市鹿教湯温泉
TEL:0268-44-2036
河鹿荘には、湯治棟があり、お得に宿泊して
ゆっくりお風呂を楽しむことができます。
昔からの湯治場である混浴温泉は、
どんどん数が減っており、ぽつんと一軒家的な
ところが多いのですが、鹿教湯温泉には、
コンビニ、飲食店、お土産屋や病院もあり
観光地ではないのですが、
昼食や夕食を食べに行くことができるので、
ちょっとした旅行気分を味わうことができます。
もちろん湯治棟には、自炊設備があるので、
自分で料理したり、買ってきたものを
温めて食べることも可能です。
【場所&アクセス】
長野県の上田駅と松本駅の中間地点にあり
そのどちらかからもアクセス可能です。
いつも新幹線の上田駅からバスで行っています。
上田駅からバスで一時間以上かかりますが、
なんと500円で乗車可能です。
松本駅からはバスで50分です。
運賃は、上田からがお得です。
長野の美しい山並みを眺めながら、
鹿教湯橋バス停で降りると、
目の前に河鹿荘はあります。
長野県なので、さすがに冬は寒いのですが、
雪があまり降りません。
なので冬にも行きやすい温泉です。
【宿&お部屋】
大きな建物には、受付、混浴露天、混浴内湯、
また、食事付きの宿泊者が泊まります。
自炊棟は、道を隔てたところにある
ロッジ風の建物です。
建物の行き来は、サンダルが沢山
置いてあるので、便利です。
本館は大きな建物ですが、
ご夫婦でやっているので、
受け入れられる人数は限られてくるようです。
なので、使っていないお部屋も多いと思います。
鹿教湯温泉には、飲食店も数店あるので、
今回は自炊棟に宿泊してみることにしました。
自炊棟の宿泊費は、
一名一室で5,000円~6,000円♪
自炊棟には、貸切風呂が2つあります。
建物は、もっと古いものを想像していましたが、
ロッジ風で安心しました。
トイレと洗面台は、男女別に分かれています。
炊事場には、調理器具(包丁、鍋など)、ガスレンジ、冷蔵庫、
電子レンジ、電気釜、湯沸し機、電気ポットなど
必要なものが揃っています。
水道水を飲んで問題ありませんが、
源泉なので、温泉水を使うことを勧めてくれました。
お部屋の壁にはシミがあるので、ちょっと湿っぽさを
感じますが、テレビ、エアコン、Wi-Fi完備、
畳みもキレイで、八畳一間快適です。
壁は薄いので、周りに配慮は必要です。
お布団は、シーツが用意されていて自分で敷きます。
部屋には、お茶セットやバスタイル、浴衣の
用意はないので、自分で準備してください。
朝、朝陽が差し込んできます。
5時半だというのに、とても力強いです。
写真では伝わりませんが、感動のひと時でした。
今回、ティッシュをもっと持ってくれば
安心だったなと思ったことと、あと
ティーパックのお茶もあればより
快適だったと思いました。
ちなみに、最近、湯治のお供として
オートミール推しです。
洋風でなく、和風で。納豆やお茶漬けとして
味噌汁ご飯のようにしてもよいかもです♪
【お食事】
自炊棟に宿泊のため、
鹿教湯温泉にある蕎麦屋の辰巳屋さんに
食べに行きました。
季節限定の緑大根のお蕎麦や、くるみ蕎麦など
美味しくいただきました。お蕎麦は二八です。
営業時間は日々違うようで、昼だけ営業だったり
夜6:30閉店だったり、お店に直接確認されることを
オススメします。
また、手打ちうどんの八光さんでは、
なべ焼きうどんをいただきました。
不思議にエビチリが入ってます(笑)
店主は、毎日朝4時に、うどんを打っているとのこと。
なべ焼きうどんは、驚きの850円でした!
【温泉について】
温泉:混浴露天、混浴内湯(混浴展望風呂)、女性内湯、貸切風呂2ヶ(自炊棟)
女性専用時間:19時~21時
泉質:単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温:47.9℃
効能:高血圧、神経痛、脳溢血、リウマチ、中風、外傷性傷害、脳卒中後遺症のリハビリ、動脈硬化ほか、飲泉による便秘・整腸作用
温泉は源泉100%かけ流し、加熱・加水なしです。
気持ちいいのは、やはり混浴露天風呂です。
温泉の底がブルーになっていたところがあって
写真の通り、ちょっと南国のようにも思えます。
外なので、外気によってお湯の温度が変わります。
夜より早朝がお湯の温度が下がっています。
露天風呂の奥の方は、浅くなっていて
源泉から離れているので、ぬるめです。
体感温度としては、奥が37~39 ℃ 。
手前は、39~41 ℃ ぐらいです。
奥は、岩が目隠しとなってくれるので、
私が行った時に、奥にいた男性が
岩が目隠しになるので、奥がいいですよね?と
場所を譲ってくれました。
混浴内湯は、レトロな雰囲気。
この手前の源泉が、整腸作用が一番高いと
温泉で一緒になった人が教えてくれました。
内湯なので、あまり温泉温度の変化はありません。
手前の浴槽が42 ℃ ぐらいで
40~41 ℃ と入りやすい湯温です。
平日は、日帰り入浴をやっています。
まず、客室利用の日帰り入浴は、
10時30~18時まで。カップルに人気のようです。
そして日帰り入浴は、
9時~16時まで3時間以内。
長野は温泉がいたるところにあるので、
友達と温泉に行くことも普通の文化のようですね。
河鹿荘には、”ワニ”と呼ばれる人も生息してます(笑)
今回も何人かいましたが、
見たいワニと見せたいワニがいる感じです。
ここは、湯あみ着も可能なのですが、
ワニがいる時もあるので、混浴初心者には
ちょっと不安に思うかもしれません。
ですが、見たいワニがいても、
気にすることはありません。
見せたいワニは、ひたすら無視するのみ。
尚、脱衣所は、混浴は男女一緒です。
男女とも、露天からバスタオルを巻いて
混浴内湯の脱衣所に移動している人が多い印象です。
宿の方は、客室利用日帰りの方には、
16時以降の日帰り客が帰ってからの入浴が
ゆっくりできるとオススメしているようです。
ここは夫婦だけで切り盛りしているので、
部屋があっても宿泊者を多く泊めません。
なので、朝と夜は、露天風呂も貸切のように
本当にゆっくり入ることが可能です。
日中のワニ生息が嘘のように別世界が広がります。
露天から晴れていれば、夜は美しい星空が
日中は、周りの自然が目を楽しませてくれます。
一日の中で様々な登場人物入れ替わり
自分なりの楽しみを味わいます。
そう、他人のことを気にしていては楽しめません。
自分が楽しむことを主体とすれば、
お手頃価格でとても満足度の高い宿だと思います。
―――
鹿が教えてくれた温泉は、天然温泉100%かけ流し。
肌当たりは優しいのですが、
じんわりと体に効いてくれます。
鹿教湯温泉には、その温泉効果を利用して
運動とリラクゼーションをとりいれた
クワハウスかけゆという施設や
リハビリテーション施設もあります。
日中は、鹿教湯温泉のお散歩もオススメ。
文殊堂を通るハイキングコースは、
背の高い木々の中で、
少しひんやりした空気で気持ちいいですよ。
ちょっと小腹がすいたら、
齋藤洋菓子店でお茶するのも楽しいです。
生活圏でもあるので、家にいるような
観光地に来たような、
なんとなく心地よい温泉地だと思います。