潤うルミナスのチャレンジ体験ブログ

秘湯湯治や家庭での自己脱毛などにチャレンジしていきます

【駒の湯山荘 ランプの宿】ぬる湯天国!泡アワのお湯と同化し自然に戻る&食事にも舌鼓

毎分2,000Lの湧出量を誇る新潟県魚沼市にある
駒の湯山荘に宿泊してきました。

駒の湯山荘ランプの宿 大自然の中にあります


越後駒ヶ岳の麓に位置し、
山荘という名前がついてますが、
登山客向けではありません。

現在、日帰りは営業は行っておらず、
温泉を楽しむ方々が集まってきています。

新潟県魚沼氏にある駒の湯山荘本館

ここは、常連の方が多い宿です。
携帯の電波は届かず、
テレビもありません。
宿の番号は携帯電話番号ですが、
衛星電話となります。

日々電磁波や様々な情報に晒されている
私たちは、自分が思っている以上に
身体はストレスを感じています。

数日間、自然の中にいることで
余計なことを考えたりせず、
唯唯お湯と自然を楽しむことって、
これこそ本当の贅沢かもと思います。



 【基本情報】
駒の湯山荘(湯之谷温泉郷
〒946-0088 新潟県魚沼市 大湯温泉719−1
090-2560-0305(衛星電話)

通称「ランプの宿」です。
今は自家発電で電気がありますが、
アルコールランプは健在で、
夕食の時間に各部屋ランプが灯されます。

駒の湯山荘ランプの宿 奥がアルコールランプ


扱い方は夕食時にご主人から説明ありますが、
くれぐれも床に置かないようにご注意を。

こんなランプも風情があっていいなと
電気が使えなくなる時にも活躍しそうで
欲しくなってしまいます。

駒の湯山荘ランプの宿 夕食中アルコールランプが灯されます


ここの宿主は、こだわりやチャレンジ精神もあって
とてもよい人だなぁと、少し話をした印象です。

聞いたことに対して、
それ以上の答えが返ってきますし、
色々と試行錯誤をしていて、
いつも少しでもよいものを提供しようと
思っている姿勢を感じました。

以前、真珠を養殖していたけど、
ひとつ残して死んでしまったと、
取れた真珠を一泊1個宿泊者へ
プレゼントしています。

駒の湯山荘 真珠プレゼントがあります、残り少しです

今は養殖はやっていないけど、
霞ヶ浦で自分が作った品種が
育っていると教えてくれました。


住所に大湯温泉とありますが、
大湯温泉の源泉とは全く違い、
ただの住所表記だけだとのことでした。


スマホの電波は繋がりませんが、
宿の廊下には、漫画類がたくさん置いてあります。
スマホでなくて漫画に没頭しないよう
ご注意を(笑)

駒の湯山荘 廊下にびっしり漫画などおいてあります


【場所&アクセス】
新潟県魚沼市越後駒ヶ岳の麓にあります。
ほとんどの方は車で行くと思いますが、
送迎も行ってくれています。

上越線小出駅から栃尾又温泉行きに乗り、
「大湯温泉」バス停で下車。

上越線小出駅から栃尾又温泉行きバスに乗車

大湯温泉バス停で下車 ここから送迎があります

そこからご主人が送迎してくれます。
送迎車で約10分。乗ってすぐに、ここから
電波が入りませんと教えてくれました。


尚、小出駅前には、蕎麦屋と酒屋がありました。
帰りに酒屋で「八海山」の小瓶を
お土産に購入。50円おまけしてくれました。
皆さん、大らかでほっこりします。



【宿&お部屋】
玄関入って正面に受付です。
奥様と思われる方が、
宿と温泉の説明をしてくれます。

駒の湯山荘 玄関入ってすぐに受付があります


ぬる湯なので、熱めのお湯の作り方を
説明してくれましたが、実際にやってみないと
なかなかイメージが難しいと思いましたが、
簡単なので、ご安心ください。


本館と新館があり、
どちらも古さは同じぐらいとのこと。
本館の方が若干お安い価格設定です。
トイレと洗面が近いかどうかの
違いぐらいだと思います。

駒の湯山荘本館 女子トイレ

トイレは、男女別です。
女性トイレには、洋式と和式があります。
現在、本館はあまり使っていないとのことでしたが、
私の宿泊は、少し安めの本館の2階。


部屋には、お茶セットと浴衣、タオル
歯磨きセット、扇風機が用意されています。
ポットとタオル、浴衣は毎日変えてくれます。

お布団には着物の布が掛かっていて、
センスの良さを感じます。

駒の湯山荘 本館2階のお部屋

7月は、朝晩が涼しく、窓を開けて寝て
ちょうどよかったです。



【お食事】
食事は、本館1階の食堂でいただきます。
センスのよい簾で仕切られていて
ランプと簾で、それだけで特別な雰囲気です。
天井もなんかオシャレ。

駒の湯山荘ランプの宿 食堂


お料理にもこだわりを感じます。
ずっと買い続けていた魚沼米農家の方が
怪我をしてしまい、
お米作りを辞めてしまうので
今年が食べ納めだとのこと。
今、他の農家さんを探しているそうです。


食前酒は、20年もののお酒だったり、
初日には、岩魚の馴れ寿司が出てきました。
これももうどこも作らなくなっているけど、
自分たちで人の記憶を頼りに
作ってみたとのこと。


一日目の夕食は、本当に美味しくて
明日の朝食も、すごく楽しみになりました。
豪華でないかもしれなけれど、
きちんと選ばれて作られていることが
よく伝わってきます。

駒の湯山荘ランプの宿 夕食(一日目)

駒の湯山荘ランプの宿 一日目夕食は岩魚の炭火焼も


写真にはありませんが、野菜3種の天ぷらも
出てきました。どれも美味!
中央のお肉は、なんと鹿肉。私はお初です。
岩魚も炭火焼きです。
一番美味しいと思ったのは、なんとお漬物。
心が洗われるようでした。

2日目は、ヤマメの天ぷらに鶏肉の生ハム。
そして、お味噌汁には鯨肉が入っていました!
この日も野菜天ぷら3種出てきました。

駒の湯山荘ランプの宿 夕食(二日目)


朝食の納豆は、賞を二回取った納豆です!
小さな豆乳鍋もかわいい。

駒の湯山荘ランプの宿 朝食(一日目)絶品納豆


2日目の朝は、黒い納豆!
赤い漆の器は、新潟の工芸品だそうで、
料理も華やかになりますね。

駒の湯山荘ランプの宿 朝食(二日目)


朝は、玄関横の囲炉裏スペースで
コーヒー無料サービスがあります。

駒の湯山荘ランプの宿 朝はコーヒーサービスです


今回2泊したので、
一泊はお昼を持っていきましたが、
お蕎麦やうどんであれば、
用意してくれるとのことです。

また、ご主人のおじさんがやっている
食事処にもお昼送迎してくれるとのこと。
じねんといっていたので、多分ここでしょう。
田舎食堂 いろり じねん | つみ草・山菜・地野菜料理の 小さな田舎食堂です。


おじさんは、お客様を驚かすことだけを
考えているとのこと(笑)
そして、ご主人はおじさんと仲は良くないので、
僕は車で待っていますとのことでした(苦笑)



【温泉について】
・混浴露天風呂2ヶ、混浴内湯1ヶ、貸切風呂(屋根はあるけど露天)2ヶ、女性用内湯1ヶ、女性用半露天1ヶ
・泉質:アルカリ性単純温泉
・温度:32.9℃
女性専用時間なし、湯あみ着可(貸出無料)


ここのお湯の特徴は主に3点
1.ぬる湯!
2.大量の湧水量!
3.炭酸のような泡


ぬるいです!
32.9℃って温水プールのようなぬるさ。
でも、浴槽の脇には、加熱浴槽があり
ぬる湯とあつ湯の交互浴をして
ずっと入っていられます。

駒の湯山荘ランプの宿混浴内湯 小さい浴槽は加熱浴槽

駒の湯山荘ランプの宿 女性専用内湯


私のオススメは、何といっても
佐梨川沿いにある露天風呂です。

駒の湯山荘ランプの宿 混浴露天風呂(渓谷沿い)

駒の湯山荘ランプの宿 渓谷沿い混浴露天風呂への階段

ここは4人入ったら
窮屈に感じる程の大きさですが、
炭酸のように弾ける泡が素晴らしいです!

体には、すぐに泡が付きます。
それを取っても、またすぐ泡が付いて
何とも心地よいのです。

貸切風呂が人気があるようですが、
私はやはり空が見える露天が好き。
開放感が違います。
そして、泡アワが最高です!

駒の湯山荘ランプの宿 渓谷沿いの混浴露天風呂


そして、貸切風呂は、2段に分かれていて、
上段は、コテージのよう。
テーブルあって、ここでお昼を食べました。

駒の湯山荘ランプの宿 貸切風呂(上段)

駒の湯山荘ランプの宿 貸切風呂(上段)コテージのよう

駒の湯山荘ランプの宿 貸切風呂(上段)


下段は、外が見えるところに温泉があって
屋根はあるけど露天のような気分を味わえそうです。

駒の湯山荘ランプの宿 貸切風呂(下段)


渓谷沿いの露天は、階段を降りていくので、
ちょっとご高齢の方は、
貸切風呂や内湯を楽しまれている印象です。


また、玄関を出て離れのようなところにも
吹きあがる混浴露天があります。

駒の湯山荘ランプの宿 混浴露天風呂(離れ)

駒の湯山荘ランプの宿 混浴露天風呂(離れ)すごい湧水量!

駒の湯山荘ランプの宿 混浴露天風呂(離れ)ドバドバ噴出してます


女性更衣室からは、女性専用の湯舟もあります。

駒の湯山荘ランプの宿 女性専用風呂

この吹きあがる温泉も楽しいのですが、
やっぱり炭酸泡の渓谷沿い露天が最高で、
何度も渓谷沿い露天に足を運びました。

小屋のような更衣室がありますが、
皆さん、外で着替えて、かごも外に置いてます。
他の混浴には、女性専用更衣室がありますが、
渓谷沿いだけありません。

駒の湯山荘ランプの宿 渓谷沿い露天風呂更衣室


2022年7月現在、宿泊は8組までなので
皆さん入る温泉がばらけて
どこもほぼ貸切湯のようでしたが、
貸切か渓谷沿い露天が人気でした。

女性専用時間はありませんが、
赤い湯あみ着の無料貸し出しがあります。

こんなところで湯あみ着なんて
もったいなくて、ほとんど誰にも会わないし
裸族で温泉を堪能しました。


体の悪い人は、ここの効能はすごいと!
難病で辛かった体が楽になったと
帰っていかれる方がいました。


また、温泉が化粧水になるそうで、
確かに肌もツルツルになりました。

温泉で顔を洗い、髪の毛も洗いましたよ。
余すことなく堪能すべしです!

駒の湯山荘ランプの宿 源泉そのまま化粧水


お湯は本当にぬるいのですが、
ぬる湯ファンも結構いますね。
特に夏は、涼しくて最高です!



日中は、お風呂で涼み
夜は部屋で涼めます。


8月はアブが多いようで、
アブ対策グッズの帽子が置かれていました。


年々雪が深くなるようで
今年の営業は6月2日からでした。
ぬる湯が初めての方は、
これが温泉!?と思うかもしれないほど
33℃はぬるいです。

体が冷たくなる前に加熱湯に入って温まる。
大体10分毎にぬる湯とあつ湯の交互浴を
するのもオススメのようです。



建物も古いですが、
センスがよいので、古さというより
逆に新しさを感じます。

駒の湯山荘ランプの宿 玄関横の談話コーナー

新しくてモダンでも居心地が悪いもの。
色々な匙加減が絶妙で、
食事も本当に美味しくて、
宿泊者第一で運営されている秘湯の
駒の湯山荘は、今年クローズ前に
もう一度訪れることにしました。

今度はどんな食事が出てくるのか楽しみです♪
また、今回はあいにく曇りで
夜に星が見えなかったので、
次回は満点の星空が見えるといいな~

佐梨川